【教職員研修会】 未来を生き抜く、生き続けることができる人材育成にむけた当校の取り組み
学校教育に求められる指導内容や方法、環境は時代とともに変化しています。
例えば、小・中・高校でも2020年~「新学習指導要領」が施行され、未来を生きぬく子どもたちに「どのような力(資質・能力)を身につけるのか」「何をすることができるようになるのか」まで踏み込んで求める教育に変化しています。
もう少し詳しく言うと、これまで学んだことをきちんと理解(知識・技能)の評価が大きなウエイトを占めていた教育が、今は、知識や技能を習得するだけではなく、 それをもとに「自分で考え、表現し、判断し、 実際の社会で役立てる」ことが求められる教育へと変化しています。
実際に、みなさんの高校でもここ数年にかけて、教科・科目の構成や目標・内容が新しくなったり、またセンター試験にかわる【大学入学共通テスト】も、「これまで学んだことの理解」→『思考力・判断力・表現力も 問われるようになる』等、多面的・総合的な評価が重視される ように変化しました。みなさん自身が、この変化を学校教育(学校生活)から一番感じているのではないでしょうか。
そのよう教育の変化の中で「当校で学ぶ学生たちが卒業後、未来を生き抜く、生き続けることができる人材育成のために必要な教育、教育力とは?」というところを、今回、外部講師をお招きして勉強させていただきました。
みなさんは、将来なりたい仕事は決まっていますか。
例えば、あなたが将来「ウェディングプランナー」になりたいとしたら、そこで求められる力は何だと思いますか?
もちろん「ウェディングプランナー」になるための知識・スキルもそうですが、大切な誰かのために...という『ホスピタリティー』やお客様と式・イベント等のプランについて打ち合わせいく場合には『コミュニケーションスキル』や『観察力』も必要だし『企画力』も必要ですよね。さらに、新郎新婦の結婚式を挙行するために、自分ひとりでプランナー、アテンド、サービス等やれる訳はなくて、同じ組織で一緒に仕事している年齢や経験や価値観等異なるメンバーとひとつのことをやる際の『協調性』『共感性』等も求められます。
このように、職種ひとつとっても、その職業に就くための様々なスキルが求められます。また、そのスキルについても、その仕事をする際の『専門的スキル』と、実践の際に求めらえる『非認知能力』があり、なりたい仕事に就くためはどちらかだけではダメで、それら多面的スキルをバランスよく身につけ、その人やその仕事に応じて発揮する必要があります。
『非認知能力』
よく耳にする言葉だと思いますし、それらを意識した教育が多くの学校で展開されています。
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『非認知能力』⇔ 認知能力
「認知能力」は、読み書き計算等「頭の良さ」や「IQ」で表現される心の力です。それに対して「非認知能力」は、自分を大切にし、自分を高めようとする力、周りの人とうまくやっていく力、自分の感情をうまくコントロールする力等「認知能力」以外の心の力のことを指します。
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本校には、情報、Webデザイン、ホテル・ブライダル、医療、建築、公務員、データマーケティング 等様々な学科があり、それら学科には複数名の担任が在籍しています。
コロナがあったり、世の中の動向が変ってきたり...
変革の時代を勝ち抜く!学生を育てていくためには...
学生に対する教育、の前に、教職員自身が教育の変化、対応力、スキルにおいてもレベルアップしていく...このように、学生の未来にむけての人材育成の責任、ということを常に意識し、「つくり、つくりかえ、つくる」教育 体系の構築にむけて、またより良い教育実施にむけて、学園全体が一堂に集まり検討を行っています。