発明や新しい技術の到来で仕事がなくなることは、今に始まったことではありません。駅の改札では駅員さんはいなくなり、地方でも自動改札口がほぼ当たり前になりました。銀行の窓口も減り、ATMが代役を務めるのみならず、ネットバンキングまで出始め、今では銀行ローンは銀行マンの仕事ではなくインターネットで契約が完結するサービスも当たり前になりました。「10年後の2030年ぐらいは、もう今とはビジネスの形が全く変わっているのではないだろうか。」このようなコメントは国内外の多くの研究者や実業家が論述していますが、皆さんはこれを信じますか? 皆さんの10年後はどのような社会になっていると思いますか? 皆さんの仕事は?
世界の人口約76億人のうち約51億人(67%)がスマホユーザーで、SNSのユーザーが30億人(40%)もいるそうです。GAFA (google,amazon,face book,apple)と呼ばれる巨大なデジタルテクノロジー企業が、流通や小売り業界のみならず、基幹産業である自動車産業までも新しい経済空間に巻き込もうとしています。そして、そのように環境が大きく変化する中で、日本企業の人材育成は大きく転換することを余儀なくされているといわれます。
富山情報ビジネス専門学校は、今日そして10年後に変わりゆく社会に向けて、教育のあり方をより高度化させるチャレンジを開始しました。それは、地域課題の側から展開する考え方を職業教育のコンセプトとし、「地学一体=地域課題解決拠点としての教育・研究機関を目指す」ということです。
教育理念の「知行合ー」は、学んだことを通し、地域課題に好奇心を持ち、試行錯誤しながら課題解決に取り組み、それを発表するというプロセスを繰り返す実践的教育であると考えています。