【全専攻1年生】データマーケティングで企業課題の解決にチャレンジするー地域連携実践授業
私たちの生活がデジタル技術の進歩により大きく変化したことをきっかけに、「デジタル活用」や「DX」という言葉が当たり前のように使われ始めるようになりました。
そのような背景もあり、『データマーケティング』は一般的なマーケティング手法となっており、データ量が爆発的に増加している現代のマーケティングにおいて成功を収める上で、絶対に欠かすことができない取り組みとなっています。
(シーンを想像しながら読んでください)
例えばみなさん、富山情報ビジネス専門学校のホームページで情報が知りたい!となったとして、もしもその情報にたどりつくまでにステップが長いとか、時間がかかるとか、わかりにくいとか、そういう時は、おそらく当校のホームページから離れますよね。もしかすると「もういいや」と見なくなるかもしれませんよね。
一方、そのホームページを運営する私たち。
もしも、富山情報ビジネス専門学校の「学科活動紹介ページの離脱率が高い」となった時、「掲載内容に興味がない」とか「内容がわかりにくい」もあるかもしれませんが、実は「トップぺージから学科活動紹介ページまでのステップが長すぎる、わかりにくい」等、実は見る側の顧客体験(CX)である可能性も考えられるので、そのような時は、「学科活動紹介ページ」ではなくWebサイト全体の設計を見直す必要がでてきます。
今回のケース。
ホームぺージを運営する側として「離脱者数」「流入~離脱時間の長さ」「離脱場所」「閲覧行動履歴」等の【データ】をみて、その【データ】から原因を分析し、対応策を考え、策を講じます。つまり自身の勘や経験に頼るのではなく、客観的な情報を基にして、見る側の気持ちを推測しながら意思決定をする、これぞ『データマーケティング』です。
今回のように【データ】をもとにして「ユーザー体験をより良いものにしていく」この仕事のやり方は、経営・経済、情報・医療・建築・サービス・Web等、当校の専攻すべての業界で求められるスキルとなっており、当校でもすべての専攻で『データマーケティング』科目を行っています。
今日から始まった『データマーケティング』の集中授業。
この1年間、学んできた「データマーケティング」の知識・スキルを活かして、みなさんもよく利用しているだろう「文苑堂書店」の販売促進案づくりにチャレンジします。
本日の授業には、今回の授業連携先である株式会社文苑堂書店 代表取締役社長 吉岡幸治 様 を講師としてお招きして、「文苑堂書店」の実店舗の新設・経営にかかわるデータやターゲットの調査・分析や、地域別・商品別の売上データをもとにしした販売戦略等、リアル『経営』について学ばせていただきました。
自分たちがよく知っている店舗だけに、学生たちの興味・関心は強く、途中、質問もさせていただきながら【データ】のマーケティングについて勉強させていただきました。
また今回は、実際にデータドリブンコンサルタントとして仕事をされている株式会社ヒスコムの林崎 弘 様も講師としてお招きし、そもそも『データ活用とは何か』『データマーケティング』とは?というところから、『データマーケティング』のもととなる『現状の問題を知る』、『どのようにして質の高い仮説をたてるか(発想力)』といった仕事の考え方の基本のところや、では、そのデータをどのように活用して新たな顧客価値創造にむけて個人が企業が変革していくのか、という『データマーケティング』の本質のところを林崎様の実際の業務の例を交え説明いただきました。
今後、学生たちは「若者が足を運びたくなる書店とは?」という仮説づくりから実店舗の視察、視察結果からの分析、売上データからの分析、検証等様々なグループワークを通して、文苑堂書店の販売促進案(解決策立案)をつくり、最終的には自分たちが楽しめる地域の暮らし提案を、今回講師を担当いただいた2つの企業様に行います。
学生たちは、どのような企画を考えるのでしょう。
発表が楽しみです。
また、今回の6回シリーズの『データマーケティング』の授業を企業や地域の一般の方向けにも公開しております。
今日以降、2/8(水)、13(月)、14(火)、15(水)、16(木)
※発表日は16日(木)
学生がどのように課題に取り組んでいくか?そのグループワークの様子や学び方もありますが、『データマーケティング』って?といったことに興味がある方、当校の学びを見学しませんか。
授業見学のお申込みは企画推進部まで(0766-55-1420)